エイチジェイは、全国の現役高校生を対象に実施した、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう休校期間中に、どのように過ごしているかについてのアンケート調査の結果を、4月28日に発表した。
同調査は、全国の現役高校生300名を対象に、4月22日~24日の期間に行われている。
調査対象者の97.5%が、現在通っている学校が休校中であると答えている一方で、オンライン授業の実施中または実施予定は30%に留まった。
1日の勉強時間は、「1~2時間」(40.8%)がもっとも多く、全体の7割は1日の勉強時間が2時間以下という結果となっている。また、「まったくしていない」という回答も約3割に達した。
自宅学習について不安に思うこととしては、「家だとやる気が起きない、集中できない」という意見が最多で、「自分での進め方がわからない」「わからないことがあってもすぐに聞けない」「他の子がどの位進んでいるかわからないので差がついていそう」「受験勉強がうまく進められなくて不安」といった声も多い。
通学していた頃と比べて不規則な生活になったと感じるかを尋ねた質問では、8割超の人が「はい」と答えている。
起床・就寝時間は、「お昼頃に起きる」「午前2時頃に寝る」がそれぞれ約3割でもっとも多い。
外出頻度は「週に2、3回」(37.3%)が最多で、「週に1回」と「1日1回」がそれに続く。「外出していない」は13.4%だった。
外出の理由としては、「食料品などの買い物」がもっとも多く、「運動」「アルバイト」がそれに続いている。また、75.5%は外になかなか出られないことにストレスを感じており、ストレス解消法としては「友だちと電話やビデオ通話で話す」「ストレッチや筋トレ、ダンスなどの家でできる運動をする」という回答が多く、「カラオケにいけないのでお風呂で歌う」「いっぱい寝る」「映画や動画をたくさん観る」といったストレス解消法もみられた。
インターネットの使用時間・頻度は、97.5%が「増えた」と答えており、オンラインでの使用時間が増えたもの、「おうち時間」にしていることとして(複数回答)、どちらも上位3つに「Instagram」「YouTube」「TikTok」が挙がっている。
Instagramでは、ストーリーで友だち同士で回し合う「身長リレー」「にんじんバトン」「しりとりリレー」などが流行っており、オンライン動画サービスの視聴も増加した。
SNSで新たにフォローした芸能人やインフルエンサーはいるかを尋ねた質問では、40%が「はい」と答えており、渡辺直美さん、EXITさん、YOSHIKIさん、GACKTさん、ムロツヨシさんなどの芸能人や、AbemaTVの恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。』に出演している、または出演していた高校生インフルエンサーをフォローした、という回答が多い。
休校期間中、新たにスマートフォンにインストールしたアプリはあるかを尋ねたところ、43.8%が「はい」と答えており、インストールしたアプリとしては、オンライン会議アプリ「Zoom」、ゲーム系アプリ、「TVer」「Amazonプライム・ビデオ」「Hulu」といったオンライン動画サービス、家でのトレーニングが可能なアプリ、英語など勉強系アプリ、動画編集アプリなどが挙がった。
「外出自粛要請が解除されたらまず何をしたいですか?」という質問では、「友だちに会いたい」がもっとも多く、「カラオケに行きたい」「旅行に行きたい」「学校に行きたい」が上位となっている。
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