角川ドワンゴ学園N高等学校は、PBL「プロジェクトN」の成果発表会を、2019年12月18日に同校の代々木キャンパスで実施した。
同発表会では、11月・12月に取り組んでいた「『健康』をテーマに、若者に正しい健康についての理解を促し、健康管理を継続させるヘルスケアゲームの企画立案&プロトタイプの成果物」のプレゼンテーションを実施。全国のキャンパスから予選を勝ち抜いた9チームが参加し、1チームあたり4分間でターゲット選定、ゲームの特長、プロトタイプの実演を行った。
審査基準は、課題解決力(選定した健康への課題に対して、調査・分析の解決策が明確であるか)、評価分析力(制作したゲームを被験者に体験してもらい、PDCAを回せているか)、プレゼンテーション力(魅力的で説得力のある伝え方ができているか)の3項目で、食事・睡眠・運動を切り口にした、個性豊かなヘルスゲームが競い合うこととなった。
最優秀賞には、柏キャンパスのチームが制作した、1人暮らしの女子学生向けにバランスのとれた食事を意識してもらう「GHOST MEAL」が選ばれた。既存の食事アプリは継続性に課題があるとし、育成ゲームの要素を兼ね備えた食事管理スマートフォンアプリを提案している。
足りない栄養素を補うために、自炊レシピだけでなく、近場の飲食店もレコメンドしてくれる機能を実装したほか、フレンド機能によってコミュニティを作ることで継続性を高めた。また、既存のアプリを参考にした、収益元としてクーポン掲載による広告収入など、ゲーム自体の運営継続性も考慮されている。
次点には、大宮キャンパスのチームによる、健康に対する意識は高いが予防行動ができていないため生活習慣病のリスクが高まっている大学生向けのアプリ「Salutem(サルテム)」が選ばれた。
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