明光ネットワークジャパンは、小学生4年生から中学3年生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、塾に対する意識調査(以下、同調査)の結果を、1月23日に発表した。
同調査は、小学生4年生から中学3年生の子どもを持つ全国の保護者600名(小学4年生~6年生の子どもを持つ保護者:300名、中学生の子どもを持つ保護者:300名)を対象に、1月14日~1月17日の期間にインターネット上で実施されている。
47.0%の小中学生が「現在、塾に通っている」、通う予定の子どもを含めると61.2%
小学4年生から中学3年生までの子どもを持つ保護者600名を対象に、自身の子どもは塾に通っているか聞いたところ、「現在、塾に通っている(47.0%)」「今後、塾に通う予定がある(14.2%)」「今後、塾に通う予定はない(26.2%)」「わからない(12.7%)」といった結果になった。
保護者が考える、子どもが塾に通う適齢期は「中学1年生」が最多
次に、同じ回答者に対し、子どもが塾に通う最も適した学年を質問したところ、最も多かったのが「中学1年生(16.7%)」、次に「中学2年生(13.0%)」、そして「小学5年生(11.3%)」と回答が続いた。
塾に通う目的、第1位は「受験対策(65.4%)」
子どもが塾に通っている、塾に通う予定があると回答した保護者367名を対象に、塾に行く目的を質問したところ、最も多かったのが「受験対策(65.4%)」、次に「成績向上(64.9%)」、そして「苦手科目の克服(45.5%)」と続いた。
塾を選ぶ際、保護者は「指導方法」「アクセス」「塾の雰囲気」を最重要視
子どもが塾に通っている、塾に通う予定があると回答した保護者367名を対象に、塾を選ぶ際、重要視することは何か聞いたところ、約7割の保護者が「指導方法(69.5%)」と回答した。次に重要視しているのは、「アクセス(54.2%)」と「塾の雰囲気(52.9%)」だった。
「学習意欲の向上」を求めている保護者は8割以上
子どもが塾に通っている、塾に通う予定があると回答した保護者367名を対象に、勉強以外に塾に求めたいことについて聞いたところ、8割以上の保護者が「学習意欲の向上(82.8%)」と回答した。次に「自立心の育成(40.9%)」と「競争意識を身につける(33.5%)」が続いた。塾に通うことで勉強だけではなく、精神的な成長も期待している保護者が多いことが分かった。
しかし、子どもの塾での学習内容を把握していない保護者は3人に1人
現在、塾に通っている子どもの保護者282名を対象に、子どもの塾での学習内容を把握しているか質問したところ、「把握している(17.7%)」と「どちらかというと把握している(49.3%)」をあわせた67.0%の保護者が、子どもの塾での学習内容を把握していることが分かった。
一方、「把握していない(8.9%)」と「どちらかというと把握していない(24.1%)」をあわせた33.0%の保護者(子どもが塾に通っている保護者の3人に1人)が、塾での学習内容を把握していないことが分かった。
子どもの塾での学習内容、小学生の保護者と中学生の保護者で把握に差があり
また、小学生の保護者と中学生の保護者で比較すると、小学生の保護者は「把握している(27.8%)」と「どちらかというと把握している(51.6%)」をあわせた79.4%となった。中学生の保護者では「把握している(9.6%)」と「どちらかというと把握している(47.4%)」をあわせた57.0%となり、子どもの塾での学習内容の把握について、小学生の保護者と中学生の保護者の間で差があることが分かった。
子どもが通う塾を選んでいる保護者は8割以上
現在、塾に通っている子どもの保護者282名を対象に、現在子どもが通っている塾は誰が選んだのかと聞いたところ、「保護者(41.5%)」が最多で、次に「本人と保護者(39.0%)」、そして「本人(18.8%)」「その他(0.7%)」だった。塾を選ぶ際は、8割以上の保護者が関与していることが明らかになった。
80.1%の保護者が塾のサポートに満足し、高評価
現在、塾に通っている子どもの保護者282名を対象に、保護者に対しての塾のサポートについて質問したところ、「満足している(19.5%)」と「どちらかというと満足している(60.6%)」をあわせた80.1%(8割以上)の保護者が、塾の保護者に対するサポートに満足していることが分かった。
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