ユニファは、子どもの安全や保護者の安心と、保育業務の負担軽減を実現する次世代型保育園「スマート保育園」の展開に向け、全国の保育施設を対象に、モデル園の募集を1月20日に開始した。
「スマート保育園」は、保育現場が抱える各課題に対してAIやIoTなどの最新テクノロジーを活用したサービスを導入し、事務作業などの業務の負担を軽減することで、保育士の「心」と「時間」にゆとりをもたらすことができる次世代型の保育園。保育士と子どもの向き合う時間が増えることで、保育の質の向上も可能となる。
今回、2019年の埼玉県における実証実験を経て、全国の保育施設を対象に、「スマート保育園」の展開に向けた、モデル園の募集を開始した。参画したモデル園のメリットとしては、保育施設における課題把握と可視化が挙げられる。具体的にはユニファが運営する「ルクミー」シリーズを活用し、業務効率化のアプローチから課題の解決に取り組むことができる。モデル園の応募条件は以下の通り。
- 「スマート保育園」に賛同できること。
- 保育施設における課題のヒアリング、可視化、効果測定などへの協力が可能であること。
- 課題解決のために「ルクミー」シリーズのパッケージの導入や、研修の活用が可能であること。
- 新規サービスに関する意見や協議の機会を提供できること。
- 「スマート保育園」の活動内容をより広めるための活動に協力できること。
また、モデル園への参加希望者を対象に「スマート保育園実現に向けて」をテーマとした、理事長および園長向けセミナーが開催される。保育・幼児教育の権威である白梅学園大学大学院特任教授の無藤隆氏や、玉川大学教授・日本保育学会副会長の大豆生田啓友氏らがモデレーターとなり、「園の課題にどう立ち向かうか?」について参加型パネルディスカッションなどが行われる予定。
セミナーの開催日時は、2月6日の13時30分から16時で、会場はトラストシティカンファレンス京橋(東京都中央区)。なお、「スマート保育園」で一括導入されるサービスの例は以下の通り。
- 「ルクミー午睡チェック」:乳幼児の午睡(お昼寝)を見守る医療機器サービス
- 「ルクミー体温計」:記録が数秒でできるスマート体温計サービス
- 「ルクミーフォト」:子どもの写真・動画をオンライン購入できるサービス(AIによる写真選定)
- 「ルクミーシフト管理」:保育士の複雑なシフトを自動調整・作成と勤怠管理を行うサービス
- 「キッズリー」:登降園管理、電子連絡帳や帳票管理をそろえたサービス
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