SELFは、ベネッセコーポレーションの運営する「進研ゼミ高校講座アプリ」に、コミュニケーションAIを導入したことを、12月4日に発表した。
今回のコミュニケーションAIの導入は、「進研ゼミ高校講座アプリ」のキャラクター「たま丸」と、コミュニケーションAI「SELFエンジン」との連携によって、ユーザーとの密接なコミュニケーションや会話を実現している。
「SELFエンジン」が、すべての生徒それぞれの特性を把握・記憶し、個々の生徒に最適な提案を行い、生徒の潜在的な課題解決や日常的な勉強をサポートする。
「SELFエンジン」では、生徒それぞれの生活時間やテストなどの学習日程、性格傾向、教材などのコンテンツ活用状況といった個の情報を聞き取る、質問のタイミングを最適化しており、聞き取った内容を蓄積・応用することで具体的な学習アドバイスや進路サポートなどの提案、ナビゲーションなどを行う。また、生徒の困りごとや学習に関する質問にも対応しており、生徒からの発信も可能になっている。
管理画面では、期間を指定して、セグメントごとに最初に提案する内容を編集・配信設定できる。キャンペーンやイベントといったスピードが求められる会話についても、ベネッセ側で制御が可能で、会話で取得したデータを随時確認できる分析画面も用意する。
「SELFエンジン」の導入によって、会話によるサービス提供者側からの提案を主軸においたコミュニケーションでアプリを開くきっかけを創出し、アプリ利用の継続率の向上を実現した。さらに、直接会話によって1生徒あたり1600属性を超えるデータの取得が可能になり、それぞれの生徒に合わせた勉強に関するアドバイスやコンテンツ提案、ナビゲーションができるようになっている。
今後は、長期休みなどでのモチベーション低下対策や、進路の悩み解決のきっかけとなるような提案の精度を高めることで、生徒の高校生活をトータルでサポートし、サービス利用頻度の向上を目指す。
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