11月4日・5日に東京ガーデンテラス 紀尾井カンファレンス(東京都千代田区)で開催された「Edvation×Summit2019」におけるパネルディスカッション「市長が語る自治体の教育イノベーション」の全文が公開されている。
「市長が語る自治体の教育イノベーション」では、奈良市長である仲川げん氏、多久市長である横尾俊彦氏、箕面市長である倉田哲郎氏が登壇し、「データ活用」による個に応じた学びなど、先導的な取り組みが披露された。
仲川市長からは、これまでの一斉授業から、市内の小学校43校で実施したスタディ・ログに基づく個別最適化学習によって、教員の指導のリカバーと児童の学び漏れを減らす効果が得られたことや、大阪大学・大竹文雄教授のデータ分析結果から、効果的に活用した際の学力向上がみられたことなどについて語られている。
横尾市長からは、学習系・校務システムのフルクラウド化や、テレワークの採用によって教員の働き方改革に成果があり、教室ICT環境も常に最新のものが使える取り組みについて、倉田市長からは小学1年生~中学3年生までの学力・体力・生活状況を毎年全数調査し、データ化してさまざまな分析を行い、教育施策の立案に活用する取り組みが紹介された。
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