GMOメディアが運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO(以下、コエテコ)」は、プログラミング教育必修化に伴う市場動向や保護者の関心・理解度を調査するため、親を対象とした「プログラミング教育に関する保護者の意識調査」を実施し、その結果を10月3日に発表した。
今回、「コエテコ」は9月9日から9月12日にかけて、小学生の子どもを持つ保護者、920名を対象にインターネット上のアンケート調査を実施した。また3月に実施された「プログラミング教育必修化の認知度」と「お子さんの『習い事事情』に関する調査」(以下、前回の調査)と比較しながら、プログラミング教育に関する保護者の認知度や意識の変化が探られた。
小学校での「プログラミング教育必修化」認知は8割超、半年で約20ポイント上昇
小学校での「プログラミング教育必修化」について知っているか尋ねたところ、「必修化することを知っている(80.4%)」と回答した保護者は8割を超え、前回の調査の61.1%から7カ月で約20ポイントも上昇したことが明らかになった。反対に、2割弱が「知らなかった(19.7%)」と回答した。
しかし、「必修化することは知っていたが、内容は知らない(57.2%)」が6割近くに上り、認知が急速に広まる一方で、「内容まで知っている(23.2%)」保護者は多くないことが分かった。
また、「必修化することを知っている」と答えた8割超の保護者に対して「必修化することでプログラミング教育に関心を持ったかどうか」と質問したところ、過半数の保護者が「関心を持った(58.2%)」と回答した。来年度の必修化を目前に、保護者の「プログラミング教育」への関心の高まりが伺えた。
保護者のプログラミング教育への関心度は高く、「子どもをプログラミング教室に入会させた」のは約1割
続いて、「プログラミング教育に関心を持った」と答えた保護者に「関心を持ったことで何か行動を起こしたか」と聞いたところ、何かしらの行動を起こしたと回答した保護者が54.9%と過半数を占め、「何もしていない(45.1%)」の回答を上回った。
具体的に起こした行動としては、「プログラミング教育について調べた(27.2%)」が最も多く、次いで「お子さんがプログラミングを学べる体験イベントに参加した(16.5%)」、「お子さんのプログラミング教室を探した(12.6%)」が続いた。実際に「プログラミング教室にお子さんが入会した(7.4%)」と答えた保護者は7.4%と、1割弱の結果となった。
プログラミング、「子どもが今習っている」は少数派なものの、「今後習わせたい」意向は高い
小学生の子どもの習い事に関する調査では、9割近くの子どもが「習い事をしている(88.2%)」ことが分かった。具体的には第1位が「スポーツ(43.9%)」、第2位が「学習塾(22.2%)」、第3位が「英会話(16.0%)」、第4位が「音楽(15.7%)」と続き、「プログラミング・パソコン(2.3%)」と回答したのは1割以下の少数だった。
また、「今後習わせたいこと」について質問したところ、「英会話(18.6%)」「スポーツ(18.4%)」「学習塾(16.3%)」と上位3つは「現在の習い事」と同じだったが、次いで「プログラミング・パソコン(14.6%)」があがった。現在は、「プログラミング・パソコン」を習わせていないものの、今後習わせてみたいと思っている保護者が多いことが分かった。
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