LINEは、滋賀県大津市とメッセージアプリ「LINE」を利用したいじめ防止対策、およびその相談事業の研究を目的として、「LINEを利用した子どものいじめ防止対策に関する連携協定」を8月7日に締結した。
昨今は、SNSを通じたいじめが確認されている一方で、いじめの相談窓口による対応は電話がメインとなっている。「LINEを利用した子どものいじめ防止対策に関する連携協定」は、そういった現状を踏まえ、いじめ相談窓口に「LINE」を活用してもらい、より気軽に、簡単に、小さな悩みでも相談を受け付けられるようにするとともに、いじめ防止対策、今後の相談事業の研究を行うべく、いじめ防止問題に積極的に取り組んでいる大津市と締結された。
同協定によって、LINEと大津市は「LINE」を利用したいじめ相談受付の試験運用や、「LINE」を利用したいじめに関する広報啓発、試験運用結果の分析・検証を行う。
「LINE」を利用したいじめ相談受付の試験運用は、平成29年11月1日~平成30年3月31日の平日、17時~21時に、複数のモデル校の生徒を対象に「LINE」を利用したいじめ相談受付の試験運用を実施する。なお、モデル校の生徒には、相談用LINEアカウントを友だち登録するために必要なQRコードが印刷されたチラシなどが配布される。
「LINE」を利用したいじめに関する広報啓発は、平成29年11月1日~平成30年3月31日の期間に、「LINE」のタイムラインへの投稿や、登録者へのメッセージの発信などによって、いじめに関する広報啓発活動を行う。
さらに、平成30年1月~3月の期間に、「LINE」を利用したいじめ相談受付の試験運用の実施結果について、有識者、専門家などによる分析・検証を行い、今後の相談事業について研究する。
【関連リンク】
・LINE
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア