子ども向けプログラミング教室「8x9(ハック)」を運営するハックは、箱庭型のものづくりゲーム「Minecraft」で利用できる、プログラミング教育・学習向けMOD(ゲームの変更用データ)「8x9Craft(ハッククラフト)」のベータ版を、3月10日に無料公開した。
「8x9Craft」では、「スコア」という概念を用いてプログラムの優劣をつけられるため、より最適なプログラムの書き方の追求が可能なほか、Microsoft製のオープンソースエディタ「MonacoEditor」をベースにした使いやすいエディタを搭載するなど、従来の「ComputerCraft」(Minecraft向けMODの一種)を用いたプログラミング教育では不十分だった点をカバーし、よりプログラミング教育・学習に特化している。
また、これまでの「Minecraft」を用いたプログラミング学習ツールでは、Lua言語を利用するものが多かったが、「8x9Craft」ではJavaScriptを学べるので、学習成果を身近なアプリ開発などより身近な分野に活かしやすいというメリットもある。
なお、「8x9Craft」は非商用ならば無料で利用でき、正式版は今後3か月以内のリリースを目指している。また、2017年夏頃には商用利用も可能な商用版のリリースも予定する。さらに、英語版Wikiサイトの構築や、追加ツールの開発なども、あわせて進められている。
【関連リンク】
・ハック
・「8x9Craft」
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