教育機関向けクラウド型Webページ運営サービス「edumap」の提供を開始

　教育のための科学研究所（S4E）、NTTデータ、さくらインターネットは、教育機関向けクラウド型Webページ運営サービス「edumap（エデュマップ）」による新たな取り組みを、8月27日に開始した。

　「edumap」は、「学校行事カレンダー」「学校ブログ」「資料ダウンロード」といった教育機関業務に特化した機能を標準で搭載し、ただちにWebページ運用を始められる無償サービス。スマートフォンからの管理・更新が可能なので、修学旅行時など外出先からでもWebページを更新できる。また、災害発生時でも教育機関関係者・保護者間での情報交換が可能な環境を提供する。

　今回の取り組みでは、教育のための科学研究所が「edumap」を常時・非常時を問わずセキュアで安定して利用できるクラウドサービスとして無償提供するとともに、スマートフォンをはじめとするモバイル端末による管理・投稿・閲覧を可能にすることでWebページ活用の促進を図る。

　NTTデータは、「edumap」上に蓄積された情報を分析することで、教育従事者の作業負担軽減につながる情報を各教育機関へ提供する。さらに、「edumap」の利用者ニーズを収集することによって、より情報発信をしやすくするための分析も行う。ほかにも、近隣の複数の教育機関における危険情報やイベント情報などを分析し、これまで単体の教育機関だけではわからなかった、新たな情報価値を生み出す。

　さくらインターネットは、「edumap」のインターネットインフラとして同社のIaaS型クラウド「さくらのクラウド」を提供する。また、冗長構成を一部無料で行うといった支援も行う。

　3者は、今後1年半で全国5000校、3年後には全国3万の教育機関での「edumap」利用を目指しており、「edumap」上で得られた知見を広く社会全体へ提供していく。