NTTドコモは、全国の13~15歳の中学生を対象に実施した、「子どものスマートフォン事情」に関する調査結果を、2月5日に発表した。
同調査は、平成30年12月14日~17日の期間に、スマートフォンを所有している中学生の男女180名を対象に実施されている。
「スマホデビューをするときに、親とスマホ使用に関するルールを決めましたか?」を尋ねたところ、49%が「決めた」と回答した。
さらに、「親と決めたスマホルールを破った経験はありますか?」を尋ねた質問では、63%が「破った経験がある」と答えており、はじめてルールを破った時期を尋ねたところ、79%が「スマホデビュー」から「半年未満」でルールを破ってしまったという。
どのようなルールを破ったかについては、「ゲームは1日1時間までと言われていたが、トイレに持ち込んでそれ以上やってしまった」「友だちとメッセージのやり取りが続いていたので、夜10時までというルールを破った」「決められたアプリ以外は使わないルールだったが、友達から誘われて、みんなが使っていたアプリをダウンロードした」といった声が寄せられた。
「親に内緒でこっそり課金をしたことはありますか?」を尋ねた質問では、19%が「ある」と回答し、その方法としては「プリペイドカードを購入して課金した」(68%)がもっとも多く、以下「(課金は親に禁止されているが)自分のおこづかいを使って課金した」(26%)、「キャリア決済(スマートフォン決済)で課金をした」(24%)が続く。
また、「スマホで課金したことは、親にバレましたか?」を尋ねたところ、68%が「一度もバレていない」と答えている。
具体的な課金内容としては、「ゲームで使うアイテムを購入した」「どうしても欲しかった有料アプリを買った」「アイドルの有料会員サイトを見るために課金した」といった回答が見られた。
スマートフォンに関連した「親に伝えていない、または隠れてやっていること」としては、「親に内緒で中高生に有害なサイト(成人向け・暴力的・出会い系)を閲覧したことがある」(30%)、「親に内緒でマンガ・音楽などの違法アップロードサイトを閲覧したことがある」(19%)、「親に内緒でフリマアプリを使ってお金を稼いだことがある」(14%)といった回答が寄せられている。
そのほか、「詐欺メール(フィッシングメール)」を受信した経験があるかを尋ねた質問では、33%が「ある」と回答しており、メールや広告などを誤ってタップ(クリック)して、「詐欺と思われるサイト」にアクセスした経験があるかを尋ねたところ、34%が「ある」と答えた。
さらに、「詐欺と思われるサイトにアクセスしてしまった際に、親に相談・共有をしましたか?」という質問では、79%が「相談・共有はしていない」と回答している。
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