カスペルスキーと静岡大学教育学部・塩田研究室は、シニアのインターネットリテラシーを高め、安心してインターネットを利用するための判断力を身に付けることを目的とした、カード形式の情報セキュリティ啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう(シニア編)」を共同開発したことを、12月13日に発表した。同日より、無償でのダウンロード提供を開始している。
「ネットの『あやしい』を見きわめよう(シニア編)」では、安全なインターネット利用について、カードや説明スライドといった教材を用いて、複数人でディスカッションしながら学べる。
個人情報や金銭的なトラブルなど、シニアにとってリスクの高いケースについて学習できるように、架空請求やニセのショッピングサイトといった具体的な事例を採用するとともに、はがきサイズのカードを採用することで、視認性を高めている。
同教材は、消費者センターやシニア向け情報セキュリティ啓発セミナー、地域の老人クラブでの活動など、さまざまな場面での利用を想定しており、非営利目的なら誰でも自由に使える。
利用対象は、おもに50歳以上のシニア層で、実施時間は約50分。なお、自治体や団体からの要望があれば、カスペルスキーの社員がデモンストレーション授業を実施する。
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