アマゾンジャパンは、「CTO of the year 2018」を11月21日に開催し、5代目の「CTO of the year」としてatama plusのCTOである川原尊徳氏を選出した。
「CTO of the year」は、システムや組織の急成長に伴う技術課題に向き合うCTO(最高技術責任者)にフォーカスを当て、その年にもっとも輝いたCTOを選出し、その顕著な功績を讃えるイベント。
5代目「CTO of the year」に輝いた川原氏が在籍するatama plusは、子どもの得意な分野、苦手な分野、向上している分野、つまづいている場所、集中状態をAIによって分析し、それぞれの子ども向けにカスタマイズされた教材を提供する、塾・予備校向けのAI教材「atama+」を開発している。
「CTO of the year 2018」において行われた、CTOとしての自らの経験に基づくストーリーを披露するスタートアップ企業のピッチバトルにおいて、川原氏は3か月でプロダクトマーケットフィットを目指すという目標のなかで、AIアルゴリズムをいかにして超高速開発するか、そしてその改善サイクルを回すかという点が極めて重要だった、と語っている。
同氏は、「atama+」の中核である「Lean AI」を開発するなかで、「『1つの大きなアルゴリズム』よりも『多数の小さなアルゴリズム』を」「『ルールベースアルゴリズムの拒絶』よりも『ルールベースアルゴリズムとの共存』を」の2点が、極めて大事だと気づいたという。
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