みんがくは、教育プラットフォーム「スクールAI」において、新アプリシリーズの提供を開始したことを、12月4日に発表した。第1弾として、児童生徒の総合・探究学習を支援するアプリ群を順次公開し、生成AIが学びのプロセス全体を伴走する新たな教育モデルを全国の学校現場へ届けていく。

「スクールAI」は、全国の先生が開発したアプリをすぐに使え、自分でも作成できる教育プラットフォーム。文部科学省のガイドラインに準拠し、Microsoft Azure環境を基盤としておりプライバシーにも配慮。英作文や英会話、小論文対策などの学習アプリを教員自身が手軽に作成できる仕組みを備えている。
新アプリシリーズでは、現場の教育課題と先生による企画・開発のノウハウを活かし、生成AIが子どもたち一人ひとりの学びに寄り添う教育環境の創出を目指す。今後は小・中・高・専門学科向けアプリを含む全6弾が順次展開される予定である。
第1弾は総合・探究学習向けで、課題設定・情報収集・仮説検証・まとめ・ふり返りといった探究の全プロセスを継続的に支援し、児童生徒の主体的・対話的で深い学びを促進する。
具体的なアプリとしては、テーマ選びや問いの深め方を支援し、独自の探究テーマ創出をサポートする「探究課題発見サポーター」、評価軸を可視化し、学習目標と達成基準を明確化する「探究加速のためのルーブリック作成」、文章生成支援だけでなく、論理構造や改善点のフィードバックを提供する「探究レポート分析サポーター」、そして自己理解を促し、探究テーマや将来の方向性のヒントを提供する「強み発見サポート(お試し版あり)」などがある。
アプリ群の今後の展開予定として、第2弾は工業高校向け(実験レポート、資格学習、就職準備支援)、第3弾は商業高校向け(ビジネススキル育成、日誌・小テスト作成、探究・授業デザイン支援)、第4弾は小学校向け(興味関心を引き出す授業づくりと自己評価サポート)、第5弾は中学校向け(学習計画・宿題・探究・教科学習など多面的な学びを支援)、第6弾は高等学校向け(キャリア形成・進路選択・探究を支援)が予定されている。
これらのアプリは、児童生徒の主体的な学びの促進と、教員の校務・指導負担軽減を両立させる教育支援として、全国の学校現場に提供される。
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