イプソスは、日本を含む世界30か国の2万3700名を対象に実施した、教育に関する意識調査の結果をまとめた「教育モニター2025」を10月1日に公開した。
調査対象者に、学校でのスマートフォン使用は禁止されるべきだと思うかを尋ねたところ、日本では「禁止すべき」という回答は37%に留まり、30か国中29位となっている。

世代別でみると、いずれの世代も世界平均と比較して20ポイント程度の差があるものの、とりわけミレニアル世代では約30ポイントの開きがあった。なお、日本だけでみた場合、ミレニアル世代とZ世代では「禁止すべき」を「禁止すべきではない」が上回っている。

14歳未満の子どもに対しては、学校内外でのSNSの使用を禁止する必要があるかを尋ねた質問では、「禁止する必要がある」(同意する)と答えた日本人は63%だった。

世代別でみると、ベビーブーマー世代とX世代は世界平均と同程度だった一方で、ミレニアル世代(58%)とZ世代(45%)は世界平均(ミレニアル世代:73%、Z世代:67%)を大きく下回っている。とりわけZ世代では世界との差が22ポイントに達し、「同意しない」(43%)とほぼ同じ割合となった。

学校でAI(ChatGPTを含む)の使用を禁止すべきだと思うかを尋ねたところ、「禁止すべき」と答えた日本人は21%に留まり、30か国中もっとも低い割合となっている。世界平均は37%で、16ポイント差となった。

- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア