神奈川県横浜市は、横浜市立みなと総合高等学校で、国内の公立高校として初のeスポーツ授業が開始されることを9月18日に発表した。授業は、横浜で活動するプロeスポーツチーム「VARREL」を運営するCELLORBとソニーマーケティングが、ソフト面・ハード面からバックアップして実施される。
今回、授業で使用するゲーミングギアとして、ソニーマーケティングより、同校に最新鋭のモニターとヘッドセットが5台ずつ寄贈された。寄贈されたモニターとヘッドセットは、2026年度からの授業開始に先がけ、2025年9月20日に開催したみなと総合高校の文化祭「みなと総祭」のeスポーツ体験会で活用された。



eスポーツ授業概要は、2期制の同校において、前期の4~9月までの3年次を対象とした1単位(35時間)の授業として実施する。eスポーツを活用しながら社会の仕組みや、キャリアの選択肢について実践的・体験的に学ぶことを目的としている。単なるゲーム競技として捉えるのではなく、その周辺産業や関連職種についても理解を深め、社会的な仕組みを理解し、卒業後のキャリアについて知識を身に付ける。
授業には、エンターテインメント業界の最前線で活躍する現役のマーケティング担当者などがゲストで登壇する予定。カリキュラムはCELLORBがアドバイジングする。同社のeスポーツ総合マネジメントのノウハウを活かし、eスポーツを活用した企画の考案から運営まで、イベント開催を体験することで、生徒同士、チームで協力しながら主体的かつ協働的に取り組む態度を養う。
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