スタディプラスは、同社の運営するStudyplusトレンド研究所が、学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校生を対象に実施した、「探究学習に関するアンケート」の結果を9月5日に発表した。同調査は、7月25日〜29日の期間に行われ、高校1年生212名、2年生306名、3年生648名の、計1168名から回答を得ている。
調査対象者に、探究学習の中で難しかったことを尋ねたところ、「テーマを決めること」(37.4%)がもっとも多かった。

探究学習で、どのような取り組みをしているかを尋ねた質問(複数回答)の回答を地域別でみると、「学校外(地域・人)との連携」は九州・沖縄と北海道・東北では約50%だった。一方、関東は約30%となり、割合が高かった地域と比べると20ポイントほどの差がある。
近畿は、他の地方と比較して「調べ学習」の数値は低くなったものの、「発表(クラス内・クラス外ともに)」や「ポスターセッション」の割合は、他の地方よりも高かった。

探究学習の進め方で改善してほしい点として、「グループディスカッション」について尋ねた質問では(複数回答)、「グループ活動になることで自分のしたかったことからずれてしまう」「グループ全体で評価されることに違和感を感じる」「グループ決めが出席番号で適当」といった意見が寄せられている。

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