ベネッセコーポレーションは、小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」内に搭載する協働学習アプリ「オクリンクプラス」と、オンライングラフィックデザインソフト「Canva」の連携機能をリリースしたことを、9月3日に発表した。
ミライシードは、一斉学習・協働学習・個別学習それぞれの学習場面に対応した、小中学校向けICT学習ソフト。AIを搭載したデジタルドリル「ドリルパーク」、CBT形式の単元テスト「テストパーク」、直観的な操作で子どもが自由に考えを表現でき、個別学習・協働学習・振り返りに活用できるオクリンクプラスなど複数のアプリを搭載し、教育のDX化をサポートする。
今回の連携は、オクリンクプラスの授業利用での効率性を向上させるとともに、児童生徒の表現力と主体的・対話的で深い学びをより一層充実させることを意図したもの。
今回の連携機能では、小中学校での活用も多いCanvaで作成したスライドを、オクリンクプラス内でシームレスに活用でき、さらにCanvaで作成した成果物の管理をミライシード内で行うことも可能にする。
この連携により、教員の両ソフト間にわたるデータ管理の負荷をおさえながら、児童生徒はCanvaのテンプレートや素材を使ってより表現力の高いプレゼンテーションを行うことが可能になり、オクリンクプラスの協働的な学習の指導環境がさらに充実する。
オクリンクプラス内で連携に関わる利用設定を行うと、メニューバーにCanvaボタンが表示され、再ログインの必要なくCanvaで作成したスライドをカードとして挿入することができるようになる。詳細は次図のとおり。

オクリンクプラス内でカードとして取り扱うことができるため、教員と児童生徒や、児童生徒同士でカードを送りあったり、コメントやリアクションを付けあったりすることができ、協働学習に活用できる。また、このカードは成果物としてミライシードに保存されるため提出物の管理や、子どもたちの活動の見取りとしても活用できる。
今後は、ICT支援員の連携など、両者の連携をさらに進めていくことを構想している。また、ベネッセコーポレーションでは今回の連携に関するウェブセミナーなどを今後行う予定。
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