ラインズは、AI型ドリル搭載の学習支援サービス「ラインズeライブラリアドバンス」に収録するドリル問題の全漢字を「ふりがな表示」に対応させ、9月上旬にリリースすることを8月26日に発表した。

デジタル教材には、一部の漢字にしかふりがなが付されていないケースが一般的だった。しかし、そこには「難しい漢字が読めず、文章の意味が理解できない」「学年を越えた学びや個別最適化に対応しづらい」「漢字がネックとなり、学習意欲の低下や自信喪失につながる」「外国にルーツのある子どもや、読みの支援が必要な子どもにとってハードルが高い」といった課題があった。
こうした課題を受け、同社では「誰にとっても読みやすい教材」「読む力の差で学びのチャンスを失わせない教材」を目指し、ドリル問題の全漢字を「ふりがな表示」に対応させることとした。これにより、学年を問わず活用できるため、個別最適な学習に対応する。加えて、学年を越えて個別にナビゲートされるドリル問題にも取り組みやすくなる。さらに、読み間違いによる誤解や、読めないことによるストレスが減少することで、学習意欲の低下を防ぎ、内容理解が深まる。
ラインズeライブラリアドバンスは、AI型ドリルを中心としたコンテンツにより、子どもたちの「主体的な学び」をサポートする小中学校向け学習支援サービス。習熟度に応じて自動構成された問題を解くことで学力の向上を図るだけでなく、学習履歴が蓄積されることにより、子どもたちが自らの学習傾向を知ることができる。そして、次の学び方を自ら選択するサイクルを繰り返すことで、子どもたちの「学びに向かう力」を育む。また、オンライン・オフライン利用の両方に対応し、学校の授業と宿題などの家庭学習がシームレスにつながることで、子どもたちの学びの機会を保障し、教員のよりよい授業づくりを支援する。

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