マーケティングアプリケーションズは、同社のグループ会社であるWOW WORLD(ワオワールド)、およびニューストリームと共同で、関東の私立大学7校の卒業生700名を対象に実施した、「大学ブランド力に関するNPS調査」の結果を7月30日に発表した。同調査は、5月14日〜25日の期間に、早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の卒業生(2018〜2025年卒業)に対して行われている。
調査対象者に、NPS(Net Promoter Score)の基本設問となる、自身の大学を知り合いの受験生にどの程度薦めたいと思うかを、0〜10の11段階で尋ねた質問への回答を軸に、以降の質問では推奨度に影響を与える「学習環境・教育の質」「学生生活・キャンパスライフ」「立地・施設」「卒業後の進路・将来のメリット」などについて、5段階評価で質問して回答を分析したところ、早稲田大学が7大学の中でもっともよいスコアとなり、メンタルヘルスや学生生活全般の相談体制は7大学ともスコアが低いことがわかった。

他の大学では中立者や批判者の割合が高く、推奨度を下げる要因となっており、中立者を推奨者に引き上げる施策や批判者を減らすための改善策が各大学で求められている。

NPSがもっとも高かった早稲田大学をポートフォリオ分析したところ、全体的に満足度が高いことが明らかになっており、学生支援分野や学生生活分野、卒業後分野では弱みである重点改善項目が多い一方で、学習・教育分野では重点維持項目が集中しており、それらが同大学の強みといえる。

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