教育ネットとミラボは、両社が共同開発した情報活用能力の可視化・育成を目的としたWebアプリケーション「らっこたん」を使用した、「令和7年度【第1回】タイピングスキル検定・情報活用能力検定mini」の実施を5月14日に発表した。調査期間は6月2日〜9月30日で参加費用は無料となっており、同検定に参加する自治体や学校を募集している。

「らっこたん」は、「タイピングなどの基本的な操作」「情報モラル・セキュリティ」「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」などを学べるWebアプリケーション。小学1年生〜中学卒業の期間における技能習得の進捗を児童生徒自身で確認することが可能で、教員は学校全体・学年・学級・個人の視点から学習状況を把握できる。
「らっこたん」による「タイピングスキル検定」は、これまで全国で延べ8万3330名の児童生徒が参加しており、「令和6年度 第2回タイピングスキル検定」のKPI(中間目標)到達度は、小学生で48.5%、中学生で54.7%という結果となった。

「タイピングスキル検定」では、児童生徒個人単位での結果だけでなく、クラス別、学年別、学校別、自治体全体の結果を把握できる。

「情報活用能力検定mini」では、「情報モラル・セキュリティ」「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」「ふりかえり・改善」といったスキルについて、1つの探究課題を解決するというテーマ設計のもとクイズ形式で出題され、それぞれの習熟度を計れる。

両検定ともに、「らっこたん」システム内でグラフ化されたデータなどをすぐに確認可能で、視覚的に学習の成果を把握できる。参加を希望する自治体・学校は専用サイトから申し込み、検定実施日を決定した後に自治体内の全小中学校で実施。その後、結果のフィードバックが受けられる。
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