アーシャルデザインは、千葉県流山市教育委員会より「令和7年度 流山市部活動支援事業業務委託」を受託したことを、4月30日に発表した。

同社が運営する「AthleteBox(アスリートボックス)」は、約2000名の指導員ネットワークと、複数の自治体での地域展開支援実績を活かし、教員の負担軽減と生徒への専門的な指導機会の提供という、部活動地域移行における重要課題の解決に取り組んでいる。
指導員は、教員経験者や指導実績のある人材、有資格者を中心に構成されており、全員に対して研修を実施することで、質の高い指導と事故防止を両立する体制を構築。サービス開始から約2年で、約30の自治体・約350校(見込み含む)に導入されており、本年度は流山市のほか、千葉県印西市や神奈川県川崎市など複数の自治体からも地域展開事業を受託している。
同件では、流山市内全中学校10校の外部指導員の配置、および地域クラブを複数立ち上げて、地域クラブへの展開を段階的に進めていく。また並行して、地域展開を円滑に進めるために、活動計画の策定支援をはじめ、自治体・学校・地域団体・保護者との連携体制の構築、事務局機能の代行、指導者研修や保護者説明会の実施サポートなど、部活動運営に必要なプロセスを一貫して支援する。加えて、地域クラブ活動が持続可能なものにしていくために、運営団体の立ち上げおよび財源確保に向けた仕組み作りにも取り組む予定。
同社は今後、全国の自治体への展開をさらに加速させていくという。部活動の地域展開は、単なる制度変更ではなく、子どもたちの成長環境を守るための社会全体の課題と捉えており、同社は「スポーツライフハックカンパニー」として、部活動支援を通じて教員の働き方改革を後押しし、地域スポーツ文化の継承と発展、そして子どもたちの多様な学びと成長の場の確保に貢献していく。
また、各自治体や学校関係者からの相談にも個別に対応しており、現場ごとの課題に合わせた最適な導入方法や運営体制の提案が可能。持続可能な部活動のあり方をともに考え、地域とともに未来を創るパートナーとして、今後も全国各地での支援を強化していくという。
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