a.schoolは、経済産業省「探究・校務改革支援補助金2025」の採択を受け、全国の中学校・高校(公立・私立問わず)を対象に、探究学習プログラム「探究PARTNERS」と、オンライン探究部活動「プロジェクト部」の2つの探究支援サービスを、2026年3月末まで無償提供する。申込締切は5月9日。

探究PARTNERSとプロジェクト部は、学校現場における探究学習の課題に対して授業と部活動の両輪から支援を行い、いずれも探究学習を軸とした「学校づくり」(仕組み・組織・文化づくり)を後押しする。初めて探究に取り組む学校から、さらなる質の向上を目指す先進校まで、柔軟に対応可能となっている。
探究PARTNERSでは、「仕事」を切り口に、探究スキルや非認知能力の育成を実現する探究学習プログラムシリーズ「なりきりラボ」を学校向けに提供する。その中でも「探究道場」は、「問い」「観察」「発想」「議論」「表現」など、探究に必要な8つの基本スキルを体系的に学べるプログラムとなっている。
現場の教員が扱いやすい設計で、準備の負担を抑えながら、生徒の探究力を実践的に育てることができる。生徒のつまずきや育てたい力に応じて、必要なプログラムを部分的に導入できるため、総合的な探究の時間の年間カリキュラムにも柔軟に組み込みやすい。主な対象は中学生および高校1年生(高校2~3年生でも使用は可能)。
スキル別に選べるモジュール型のプログラムで、1プログラム2コマから導入でき、年間カリキュラムに組み込みやすい。また、スライド・ワークシート・教員ガイドが一式で提供されるほか、総合探究の時間だけでなく教科授業にも導入できる。

プロジェクト部は、中高生がオンラインで全国の仲間とつながり、自分の興味関心をとことん探究できる、新しいカタチの部活動。建築・音楽・ラジオ・絵本・動画・フードなど、さまざまなテーマでのプロジェクトに加え、日経新聞・学研・ロッテなどとの共創プロジェクトも展開している。活動は全国規模で行われており、2025年3月時点で200名を超える部員が所属している。学校単位・自治体単位での公式導入により、校内の探究学習の取り組みをさらに推進することができる。
SlackやZoomを使い、全国の仲間とオンラインで交流・刺激しあえるほか、プロジェクト部での探究活動は総合型選抜(ポートフォリオ、自己推薦資料など)にも活用できる。なお、a.schoolが全運営を担うため、学校側の運営負担は最小限となる。

今回の補助金では、探究PARTNERSおよびプロジェクト部のどちらか一方、または両方のサービスを導入できる。初期面談後、正式に導入を希望した学校は、5月14日までに導入計画資料を作成する必要がある。
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