ベンキュージャパンは、ビジネス向けプロジェクターの新製品として、Androidを搭載した短焦点スマートプロジェクター「EW805ST」を4月18日に発売する。価格はオープン。

「EW805ST」は、短焦点設計で0.85m離れた距離から80インチの画像を投影できる。教育現場においてICTを活用した学習環境の整備が進むなか、教室内のどこからでも鮮明に映像を投影できるため、教員と生徒の双方向コミュニケーションをサポートする。

JPEG、PDF、Word、Excel、PowerPointをはじめとする、幅広い種類のファイル形式に対応しており、USB Type-Aポートに接続した画像やドキュメントを、パソコンなしでスクリーンへ投影可能となっている。さらに、オンライン教材やクラウドベースの学習ツールとの親和性も高く、調べる・考える・発表するといったアクティブラーニング型授業にも対応している。
あわせて、独自アプリをインストールすることなく、Airplay、Chromecast経由で使い慣れている端末の画面を、最短3ステップでミラーリングできる。解法やアイデアを簡単に共有可能なので、活発な学び合いや議論が生まれる。また、無線環境がなくてもプロジェクター自体がアクセスポイントとなるため、ネットワーク環境に左右されずにミラーリングができる。
本体には、USB Type-Aポート×3基を備えており、USB接続のキーボードやマウスを接続すれば、スムーズなアプリ操作や文字入力が可能になる。
さらに、「BenQスマートコントロール」によってスマートフォンをリモートコントローラーに切り替えて、スムーズに会議や授業を進行できるほか、スマートフォンをマウスパッド、キーボードとしても使えるようになる。

そのほか、3600ANSIルーメンの高い輝度によって鮮やかで豊かな色彩、繊細なディテールをどのような照明条件でも再現。立体感と臨場感のある映像の表現を可能にするとともに、Digital Light Processing(DLP)方式の採用で約1万5000時間の長寿命(ランプ式プロジェクターは通常約2000〜3000時間)を実現している。
解像度は1280×800。インターフェースは、HDMI入力×1基、ミニD-sub15ピン入力×1基、ミニD-sub15ピン出力×1基、オーディオ入力(3.5mmステレオミニジャック)×1基、オーディオ出力(3.5mmステレオミニジャック)×1基、USB Type-A×3基、有線LAN端子×1基などを備える。本体サイズは幅296×高さ120×奥行250mmで、重量は約2.8kg。
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