米Turnitin(ターンイットイン)は、日本語の提出物に対応したAIライティング検知機能を4月2日(現地時間)に発表した。
今回発表された日本語の提出物向けAIライティング検知機能は、「Turnitin Originality」および個別のアドオンとして「iThenticate」にて利用できる。同機能は、既存のワークフローに組み込まれており、シームレスな体験と有益なインサイトを提供する。

同機能は英語版と同様、教育者に対してAI生成の可能性が高いコンテンツの全体的な割合を示し、日本語版はGPT-4-oおよびGPT 4-o-miniの言語モデルからコンテンツを検知するようトレーニングされている。
全国大学生活協同組合連合会による「第60回学生生活実態調査」(2024年10月~11月実施、国公私立大学31校の学部生11590名が回答)では、50%の大学生が生成AIを定期的に使用しており、前年から22ポイントの増加となったことが明らかになっている。多くの学生が情報の要約におけるAIの利便性を高く評価する一方、情報源の信頼性や学術課題にAIを使用することの倫理的な懸念も指摘される。
Turnitin APACのセールスディレクターである松永ベッツィー氏は、「教育者は、自らの経験や判断力、学生の過去の文章スタイルに基づいて、独自の文章に関して何を受け入れ、何を受け入れられないかを判断する必要があります。当社の日本語の提出物に対応したAIライティング検知機能は、教育者が学生の学習意欲を高め、建設的な議論を促進するための貴重なデータを提供します」とコメントしている。
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