コトバンクは、同社が提供する英語音読クラウド「RepeaTalk(リピートーク)」において、学習インターフェースを「カード形式」とした音読練習機能を新たに追加したことを、3月17日に発表した。同機能は、逗子開成中学校・高等学校の意見と協力をもとに開発され、学習プロセスをさらに直感的かつ効果的に進められるよう設計された。

「リピートーク」は、全国の中学校・高校・学習塾などで利用されている英語4技能(聞く・話す・読む・書く)の強化を目的とした教員向け音読指導クラウド。現在使用している教材を活用し、50種類以上の練習方法を組み合わせて課題を作成できる。AIと教員のハイブリッド型添削により、効率的かつ的確なフィードバックを提供する。音読のみでなく、和文英訳やディクテーション、タイピングなどのライティング機能も搭載されている。英語の教員が希望する授業法に即したカスタマイズも可能となる。また、同社のカスタマーサクセスチームが設定を代行するなど、最適なICT学習環境創出のために伴走する。
「カード形式音読」機能の概要は以下の通り。
1.吹き出し形式とカード形式でのインターフェースの使い分けが可能に
従来の「リピートーク」では、LINEのような吹き出し形式のインターフェースにより、文章全体が自然に音読できる体験を追求してきた。一方で、英文を単語ごとにじっくり音読し、一つひとつの発音を確認する練習は提供できていなかった。今回追加されたカード形式のインターフェースにより、以下の使い分けが可能となった。
- 吹き出し形式:長文全体の意味を考えながら音読する練習に最適
- カード形式:単語ごとの発音を確認しながら、より精密な音読練習が可能
2.管理画面での新設定追加
管理画面の設定において、新たな練習アクティビティとして「Card Reading」と「Card Repeating」が選択可能となった。視覚的に整理されたカード形式の学習体験が生徒の集中力を高め、効率的な学習を促す。設定に際しては、同社が教員の要望をヒアリングし、代行する。
3.逗子開成中学校・高等学校との協力で実現
新機能の開発において、逗子開成中学校・高等学校から意見をもらい、教育現場のニーズを反映した。同校での実践的な活用例を通じて、より直感的で効果的な学習体験を提供できる機能が完成した。
利用方法は以下の通り。




なお「リピートーク」は、Google Chrome、Microsoft Edge、Safariといったブラウザに対応している。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア