すららネット、問いづくりに着目した探究学習教材「Surala My Story」を4月に提供開始

　すららネットは、同社にとって2つ目となる探究学習教材「Surala My Story」を開発し、4月に提供を開始する。

　「Surala My Story」は、生徒と教員の双方にとって探究学習の最難関とされる「問いづくり」に着目、生徒一人ひとりが心から探究したいと思える課題設定に特化した教材となる。一人ひとりの課題設定を丁寧にサポートし、生徒が主体的に取り組む探究学習を実現する。

　同教材の特徴としては、一人ひとりの原体験やアイデンティティに基づいて、心から探究したいと思える問いをつくりだすスモールステップカリキュラムを採用。生徒自身の興味や好きなこと、得意なことや強みを深掘りしつつ、自分らしさを言語化するところから始められる。自分らしさと社会とのつながりを見出す中で、心を揺さぶられる疑問や課題感に出会い、それを「自分だけのオリジナルの問い」へと育てていく。

　各授業コマは、レクチャー動画によるインプットとワークシートを用いたアウトプットをバランスよく組み合わせて構成される。レクチャー動画では、ワークの進め方の説明に加えて、情報収集に必要なリテラシーなどの基礎知識や、探究を進める上でのマインドセットも扱い、探究に必要な知識と技能をバランスよく身につけられる。また、個人ワークとグループワークを効果的に織り交ぜているので、個人ワークでの思考の行き詰まりを適宜解消しつつ、他者の視点を取り入れ学びを深められる仕組みとなっている。

　教員には授業コマごとに授業マニュアルを用意し、授業の進行案やワークの意図、生徒の活動を見守る視点や声かけのポイントなどを詳しくまとめている。教員の負担を軽減しつつスムーズな授業運営をサポートする。