さつきは、Googleが提供するChromeOSを電子黒板上で利用できるようにする「Chromebox OPS」を、1月に開催された「British Educational Training and Technology Show(Bett)」にて、Googleの製品発表と同日発表し、2月に提供を開始する。

「Chromebox OPS」は、第13世代インテルCoreプロセッサを搭載し、Wi-Fi 6Eと2.5Gイーサネットによって超高速ワイヤレス通信を実現している。また、高速で多彩な接続が可能なThunderbolt 4ポートも備えるほか、ウイルスやマルウェアといったセキュリティリスクからシステムを守るソフトウェアと、セキュリティの自動アップデート機能を搭載する。
Google PlayからさまざまなAndroid用アプリをダウンロードして電子黒板上で実行でき、ゼロタッチ登録に対応するとともにChrome Education Upgradeライセンスが標準で付属している。さらに、Googleの設計によるTitan Cセキュリティチップを搭載することで、デバイスを内側から保護する。
同製品には、教育現場で広く用いられているChromeOSを搭載する。Google Workspace for Educationとの連携により、同社のインクルーシブ電子黒板である「MIRAI TOUCH」上で、Googleの多彩なソフトウェアが操作可能になる。また、Google Playに対応しているので、普段授業で使用する各種アプリをインストールできるほか、管理コンソールからの一括配布やバージョン管理にも対応している。
あわせて、「MIRAI TOUCH」専用のホワイトボードソフト「MIRAI NOTE」がChromeOSに対応したため、「Chromebox OPS」を接続した電子黒板で板書からデータ共有までが可能。よりスムーズに授業が実施できる。
「Chromebox OPS」は、インテルCore i3搭載モデル(MP-OPS-CB1T)とインテルCore i5搭載モデル(MP-OPS-CB1F)の2モデルを用意。どちらもメモリ8GB、256GBのストレージを搭載し、インターフェースはUSB 3.0×2基、USB 2.0×2基、有線LAN端子、音声入力、HDMI出力、USB Type-C出力を備えている。対応無線通信はIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LANで、OSはChromeOS。

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