みんがくは、同社が提供する生成AI×教育のサービス開発プラットフォーム「スクールAI」の開発推進・全国展開の本格化に向けて、サクシードと資本提携したことを、1月24日に発表した。サクシードによる株式取得および第三者割当増資の引受を通じたグループインにより、さらなる教育のアップデートを目指す。
みんがくは「教育×テクノロジー」をテーマに現場課題と向き合う企業で、教育サービスの開発事業、教育機関へのコンサルティング・研修事業など幅広く事業を展開している。
サクシードは教育人材支援事業、福祉人材支援事業、個別指導教室事業、家庭教師事業の4つの柱で事業を展開している。教育人材支援事業では、教育のDXを推進するためのICT支援員派遣事業や教員の業務負担軽減のための部活動運営受託事業を通じて教育現場を支援してきた。また、学内塾の運営や学校介助員の派遣業務など、子どもたちがよりよい学びの機会を得られる環境づくりにも力を注いでいる。
この度、教育現場における教員の負担軽減、それによる教育の質向上を、人材サービスを通して目指してきたサクシードと、生成AIを用いて教育現場の課題を解決し個別最適化された教育環境を目指すみんがくのビジョンが一致したため資本提携を結び、みんがくがサクシードにグループインすることとなった。
先日発表された文部科学省のガイドラインでも、教育現場で生成AIを活用していく方針が示された。また、個別最適な学びへのニーズは今後ますます高まっていくものと予想される。資本提携を通じて両社は「スクールAI」の普及をさらに加速させ、社会課題である教員の業務負担軽減や教育現場の効率化が実現されることを期待している。さらに、生徒一人ひとりに最適化された学びを提供することで教育の質を飛躍的に向上させるとともに、日本全体の教育環境の未来像を描いていく。
みんがくは、今回の株式取得および第三者割当増資の引受を通じたサクシードにグループ入りすることで、サクシードの強みである営業力と資金力を武器に「スクールAI」を中心とした、個別最適な学びエコシステムの実現に向けて邁進する。
「スクールAI」は、教育現場での利用を目的として設計された生成AIプラットフォーム。生徒の学齢に合わせてカスタマイズ可能で、各生徒の思考過程をログから確認できる。これにより、教員はより効果的な指導を実現できる。また、ハルシネーションのリスクを最小限に抑える機能や、個人情報を学習しない設計が取り入れられているほか、文部科学省のガイドラインにも対応している。
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