atama plusは、同社が提供するAI教材「atama+(アタマプラス)」が広島工業大学の入学前教育で活用されることを、1月21日に発表した。対象は、全学部(工学部、情報学部、環境学部)の2025年度入学生。学部が指定する単元を学習することで、入学後の学びに不可欠な基礎学力の習得を目指す。
昨今「年内入試」と呼ばれる、総合型選抜や学校推薦型選抜で入学する学生が増えており、2023年度入試では年内入試による入学生が全体の半数を超えている。このような入試形式では合格から入学までに時間があることから、学部の学びにスムーズに接続することをねらいとした「入学前教育」を取り入れる大学が増えている。入学後に専攻する学問分野を学ぶうえで必要な学力の習得に向けて、高校の既習範囲の復習や専門知識の予習が行われる。
同学は2025年度4月から学部学科を改組し、未来に挑戦する「未来創造力」を持つ人材を育成する新しい教育プログラム「HIT.E-ACTION」を開始する。これに伴い、これまでの入学前教育および初年次教育の内容をさらに深化させ、より一人ひとりに応じた学習指導と学習環境を提供するために「atama+」を活用した入学前教育の実施を決定した。「atama+」の特徴である一人ひとりの理解度や学習状況に基づき、最適な学習計画を提案・提供できるという点を評価し、この度の導入に至った。
対象となる2025年度入学生は、約3カ月にわたって学部が指定した数学の単元を「atama+」で自立的に学習する。なお、希望者は物理、英語も選択することが可能となる。理解度に応じてレコメンドされる講義動画や演習問題などに取り組むことで、学部の学びに必要な基礎学力の習得を目指す。
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