COMPASSは、同社が開発・提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」が埼玉県久喜市の一部の市立小中学校へトライアル導入され、また、久喜市の教育データ利活用に向けて「キュビナ」の学習データを同市の教育ダッシュボードへ連携することを、1月14日に発表した。
GIGAスクールの1人1台端末環境において、さまざまなデジタルサービスの導入・活用が学校現場で進んでいる。教育データの利活用が次なるテーマとして注目される中、同社はこれまで子どもたちの「個別最適な学び」の実現のため、子どもたちを中心としたサービスの垣根を越えた連携に積極的に取り組んできた。
その実例として、「MEXCBT」、デジタル教科書、校務支援サービスの「C4th」や「ツムギノ」、教育プラットフォーム「まなびポケット」との連携や、高知県や奈良市が保有する自治体独自のデータ利活用基盤との連携を実現してきた。
そうした取り組みのひとつとして、今回「キュビナ」を久喜市の一部の市立小中学校でトライアル導入し、さらに同市の教育データ利活用に向けて「キュビナ」の学習データを同市の教育ダッシュボードへ連携することとした。
学習データの連携は、学習者を取り巻く教育データが学習者自身にとってより便利で効果的かつ安全に利活用されるよう自治体・学校・専門家とも連携し、法令やシステム的なセキュリティ・安全性を確保しながら取り組んでいく。
連携予定の「キュビナ」の学習データは以下の通り。
1.日々の学習活動で蓄積される膨大な学習データ
教育データ利活用には、日々の学習データが必要不可欠と言える。この度、久喜市の小中学校における「キュビナ」の学習データが連携される予定。
2.詳細で多様なデータ項目
一般的な教育サービス間の連携では、連携される項目が限定的であることが課題となることもあるが、「キュビナ」の保有する多様で細かい学習データ項目を連携できる。
連携されるデータ項目の例として、児童生徒の1問ごとの
- 正誤/解答内容(テキスト・手書き解答データ)
- 解答にかかった時間/解説を読んでいる時間
- 習熟度スコア
- 問題におけるメタデータ
などが予定されている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア