先端教育機構は、同法人が運営する社会人向け総合専門職大学院である社会構想大学院大学の先端教育研究所が、ICTを活用した教育改革を推進できる専門的リーダーの育成を目指す「教育CIO養成課程」を、2月に開講することを発表した。
「教育CIO養成課程」では、単なる技術支援者ではなく教育行政から学校経営、教員研修、学習支援まで、幅広い視野を持つ「ICT教育者の伴走者」を育成する。受講者は理論と実践を結ぶ架け橋として、各地域の教育ビジョンの実現に向けた中核的な役割を担うことが期待される。また、実践的な演習を通じて次世代の学びを創造するための具体的なスキルを修得し、多様な事例研究や実地研修によって即戦力となる実践力の養成を目指す。
なお、講座名にあるCIO(Cheif Information Officer)は「最高情報責任者」を意味し、企業、団体の情報システムやIT戦略のトップに位置する役職となる。
同課程では、教育現場の調査・分析力として
- 学校組織とICT環境の現状把握
- 教育課題の可視化と分析手法の習得
- データに基づく改善策の立案
組織マネジメント力として
- 教育ビジョンの策定と共有
- 校長会・教員研修の効果的運営
- 組織全体での改革推進体制の構築
実践的指導力として
- 授業評価と改善指導の技法
- ICTを活用した教育実践の支援
- 戦略的な教育改革の立案と実行
といった項目について学んでいく。
受講対象は以下の通り。
- 教育行政、学校経営に携わる人
- ICTを活用した教育改革に興味、意欲がある人
- 地域の教育に貢献すべく教育CIOを目指したい人
- 現役教員、教育委員会(指導主事など)
- GIGAスクールサポーター、もしくは目指したい人
開講期間は2月〜3月、全24講で構成され、原則として火曜・木曜に実施される。募集人数は40名、募集締切は2月上旬だが、定員に達し次第、募集を締め切る。受講料は18万5000円(非課税)。
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