ベンキュージャパンは、同社の電子黒板「BenQ Board」の、高知工科大学における導入事例を12月12日に公開した。
高知工科大学では、データ&イノベーション学群を新設する際に、学生たちが集まってグループワークができる場を作りたいという思いから、「BenQ Board」の65インチモデル「RP6504」を11台、および86インチモデル「RP8604」を2台導入している。
同学において、グループワークを行うアクティブラーニング教室の整備に携わった佐伯幸郎准教授は、電子黒板について「画面に直接文字を書けることは大きなメリットで、非常に便利。液晶モニターと比べて大画面である点もありがたい」と評価する。「BenQ Board」導入の決め手としては、「BenQ BoardにはNFCカードでログインができる機能があるため、NFCチップが入っている同校の学生証を電子黒板にかざすだけでログインができて、手間がかからない」という点を挙げた。
さらに、「学生アカウントはGoogle Workspace for Educationを利用しているため、学生は授業で使用したデータを各自のGoogleドライブ上に保存できる。さらに、大学内だけではなく、自宅のパソコンやスマートフォンからもアクセスができるため、いつでもどこでも確認することができる」といった、同製品がGoogleのEDLA認証取得によるメリットも語っている。
「BenQ Board」を導入することで、授業後、学生間での電子黒板を使った自習やコミュニケーションが活発化するとともに、大画面かつ直感的な操作性が学生や教員の心理的ハードルを下げて、「アクティブラーニングの促進」につながっている、とも述べた。
今後の展望として佐伯氏は、「電子黒板が大学教育の主流になる」との見通しを示し、他の教育機関には「まずは実機に触れてみることが導入成功への第一歩」とのアドバイスを寄せている。
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