英語教育協議会(ELEC)は、英語教育に携わる教員および教育関係者を対象に、授業改善や教育力向上に役立つ実践的な研修会2つを冬休み期間中に開催する。開催期間は「2024年度ELEC冬期英語教育研修会」が12月25日~27日、「2024年度 小学校英語教育workshop」が12月26日~27日となっている。
同研修会では、授業計画や指導法、評価、発音強化といった英語教育の実践に役立つテーマを専門家が設定。具体的な授業アイデアと理論をバランスよく紹介することで、現場の要望に応える内容となっている。実績豊富な講師が登壇し、幅広い分野で授業のヒントを提供してくれる。なお、いずれの研修会も文部科学省の後援を受けている。
「2024年度ELEC冬期英語教育研修会」は、12月25日・26日・27日の開催で、各コース1日制(午前の部:9時30分〜12時20分、午後の部:13時30分〜16時20分)となる。参加対象は、中学・高校の英語教員、英語教育関係者、英語教育に興味を持っている人で、定員は12月25日が30名、12月26日・27日が60名となっている。教材費を含む税込の参加費は1万1000円で、会場はコンフォート安田ビル(東京都千代田区)の地下1階・安田コミュニティプラザ。
12月25日には、大東文化大学教授の靜哲人氏が講師を務める「生徒の発音を鍛えるための教師の発音力を鍛える靜流発音道場」が行われる。
12月26日は、午前の部にて埼玉大学准教授の奥住桂氏による「〔知識・技能〕と〔思考・判断・表現〕の再整理」、午後の部にて東京学芸大学附属竹早中学校の教員である金枝岳晴氏による「疑問文の指導と英文法の『なぜ』に答える」を実施する。
12月27日は、午前の部にてドルトン東京学園中等部・高等部の副校長である布村奈緒子氏による「高等学校における英語4技能5領域の指導と観点別評価」、午後の部にて神戸市立葺合高等学校の教員である宮崎貴弘氏による「生徒から学ぶ言語活動で表現力を育てる教師の役割」が行われる。
「2024年度 小学校英語教育workshop」は、12月26日・27日の開催で、各コース1日制(午前の部:9時30分〜12時、午後の部:13時〜15時30分)となる。参加対象は、小学校の英語教員、英語教育関係者、英語教育に興味を持っている人で、定員は50名。教材費を含む税込の参加費は8800円となる。12月26日はオンライン研修で、12月27日の会場はちよだプラットフォームスクエア(東京都千代田区)5階の504・505会議室。
12月26日は、午前の部にて岐阜大学准教授の瀧沢広人氏による「楽しく、わかりやすい小学校英語授業の指導のヒント」、午後の部にて中部学院大学の学事顧問である久埜百合氏による「小学校4年間に習得する英語が中学校英語の下支えとなるように」を実施する。
12月27日は、午前の部にて昭和女子大学附属昭和小学校の教員である幡井理恵氏による「低学年から高学年までの発達を意識して『思考・判断・表現力』を段階的に育む小学校英語〜ICT活用で広げよう〜」、午後の部にて青山学院大学教授のアレン玉井光江氏による「小学校英語の文字指導」が行われる。
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