ビズリーチは、同社の運営するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」と、上智大学が提携を開始したことを11月21日に発表した。
今回の提携には、上智大学の同窓会である「上智大学ソフィア会」が協力している。大学が同窓会組織と連携することによって、オンライン上に構築した学生と卒業生のネットワークを中心に、学生と卒業生、大学と同窓会組織が相互につながる新たなキャリア支援モデルの確立を目指す。
ソフィア会は、上智大学の全卒業生が加入している同窓会組織で、さまざまな年代、多様なキャリアの卒業生が所属している。会員数は14万人を超え、これまでも上智大学キャリアセンターと協力して学生のキャリア支援を行っており、「OBOG交流会」といった共同企画にも積極的に取り組んできた。
留学や居住などで海外経験を持つ学生が多い上智大学には、海外でキャリアを重ねる卒業生も多いことから、今回の提携を通じて世界に広がる卒業生と学生とのネットワークのさらなる強化も期待される。
具体的には、「ビズリーチ・キャンパス」に登録された卒業生の「学部」「所属ゼミ」「経歴」などの情報を、本人の許諾を得た上で大学、ソフィア会に共有する。これまで大学では卒業生の卒業後に関する情報更新が困難だったが、「ビズリーチ・キャンパス」を通じて卒業生の最新状況や転職を含む経歴を把握できるようになる。また、学生の多様なニーズに対して卒業生の最新情報に基づいた支援が可能となるほか、卒業生のニーズに合った情報をソフィア会から提供できる。
あわせて、学生は卒業生の検索からOB/OG訪問の依頼・面談までをスマートフォンなどからオンラインで完結可能になる。首都圏外や海外で働く社会人などとも容易につながれるほか、OB/OG訪問における個人情報のやり取りが不要なので、安全性の向上も計れる。従来、海外在住の卒業生は学生のキャリア支援に関わることが難しかったが、今後は居住地を問わず気軽に支援できる。
さらに「ビズリーチ・キャンパス」では学生が訪問を依頼した卒業生やOB/OG訪問承諾数のデータを保有しているので、学生と卒業生の接点が可視化される。可視化した情報を大学やソフィア会のキャリア支援コンテンツに活用することで、より学生のニーズに合った支援ができる。
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