FAP factory、金沢工業大学 ロボティクス学科 伊藤恒平研究室、金沢エンジニアリングシステムズは、プログラミング教育用の小型ドローン「StampFly Edu(スタンプフライエデュ)」の共同開発を開始したことを、10月24日に発表した。

子どもがMakeCode(メイクコード)でプログラミングしたmicro:bit(マイクロビット)と、Tello-Bridge(テロブリッジ)に差し込まれたmicro:bitが無線通信を行い、Tello-Bridgeから無線LAN経由でコマンドが送信されることによって、「StampFly Edu」の操作が可能になる。

「StampFly Edu」を操作するためのコマンドは、SDKとして公開するとともに、プラットフォームとして提供することで、ドローンの知識がなくてもプログラミングの知識があれば、「StampFly Edu」を操作できるオリジナルアプリケーションの開発が可能になる。

「StampFly Edu」の開発にあたって、FAP factoryは同社の代表取締役である浅岡正教氏が代表理事を務める一般社団法人FAPにおいて、幼児から大人までの幅広い年齢に向けたIT入門者向けイベント開催や、独自コンテンツ開発などを軸にしたイベントの企画運営事業から得られたさまざまな知見から、次世代のデジタル人材育成に必要なマニュアルや作成を実施して、「StampFly Edu」の製品化を目指す。
金沢工業大学 ロボティクス学科 伊藤恒平研究室では、伊藤恒平教授が開発に携わったM5Stack製の小型ドローン「StampFly(スタンプフライ)」をベースに、小中学生でもプログラミングによってドローンを制御できるよう開発を進める。
金沢エンジニアリングシステムズは、同社がこれまでに取り組んできた組込システム開発技術や、3Dプリンタを活用したハードウェアの設計・製造などから得られたさまざまな知見を生かして、3Dプリンタを使用して「StampFly Edu」を保護するカバーを開発する。
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