Aoba-BBTは、同社の運営する教育プラットフォーム「AirCampus」において、世界中の学習者や教育者がリアルタイムで知識や意見を共有し合える、インタラクティブなライブセッション機能「AirCampus Session」の提供を10月15日に発表した。
「AirCampus Session」には、多様なバックグラウンドを持つ人々が自由に意見を出し合うための、受講者向け機能と講師向け機能が用意されている。
受講者向け機能としては、AIが授業内容を自動で整理し、正確な講義サマリーを生成する「講義サマリー生成」、講師の発言内容をAIが文字起こしして、学生がいつでも確認できるようにする「講義スクリプトの自動生成」、いつでもどこでも無料でミーティングを行うことが可能で、講師主導で科目ごとの会議室を設置できる「学生同士のミーティング」、AIによるリアルタイムでの発言文字化によって、視覚的にも情報を補完して理解を深められる「リアルタイム字幕表示」、授業の録画を簡単に共有して、授業後も復習が可能な環境を整える「録画共有機能」を備えている。さらに、現在開発中の機能として、グローバルな学習環境に対応し国境を越えたコミュニケーションを実現する「140カ国語対応の多言語翻訳」もある。
講師向け機能としては、簡易スタジオ機能が搭載され、授業後に動画を編集できるようにした「オンライン動画編集」、出席者の記録を効率化することで講義の運営をサポートする「出欠管理機能」、授業進行の時間管理を容易にして、効率的な授業運営を支援する「タイマー機能」、少人数のグループに分かれたディスカッションや共同作業を可能にして、協働学習を促す「ブレークアウトルーム」、参加者がリアルタイムでフィードバックを行うことを可能にし、双方向のコミュニケーションを強化する「リアクション機能」を搭載する。
さらに、「AirCampus」と完全に統合されているため、授業の効率化と学習体験の向上を実現する。具体的には、URL共有の自動化によって事前の通知が不要となり、学生は簡単に授業にアクセスできるほか、出欠管理も自動的に行われる。授業後の録画配信も自動化されているので、講師への負担の大幅な軽減につながる。
そのほか、参加者ごとの発言量やネットワーク接続状況といった、授業運営に必要なデータをリアルタイムで提供し、授業進行の適切な調整を可能にするほか、参加者リストのダウンロード、出欠管理、強制ミュートといった機能も用意されている。
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