関西ぱどは、大阪府の小学生に適したキャリア教育の場を提供し、将来の職業観や働くことの意義を学ぶきっかけを創出して各学校の課題を解決することを目的に、小学生向けキャリア教育支援プログラムを実施することを、8月21日に発表した。
生産年齢人口の減少、グローバル化の進展、DXなどにより、社会構造や雇用環境が大きく変化する中、小学校におけるキャリア教育の重要性はますます高くなっている。一方で、教育現場では教員の負担が増加していると言われており、キャリア教育に対しても十分な準備を整えるのはより大変になっている。
このような状況から同社は、地域において民間企業も連携してキャリア教育を支援していきたいと考えている。未来の日本経済を動かす子どもたちに適切なキャリア教育を届ける一助になることを目指す。
同プログラムの対象地域は大阪府内で、教育機関と連携する。また、早期から地域の産業・企業に親しみを感じてもらうことで将来的に優秀な人材を獲得し、企業の製品やサービスへの信頼向上につなげられるプログラムとなっている。
支援プログラム1:企業と教育現場をつなぐ「出前(出張)授業」
長年にわたって教育に携わる日本教育研究センター監修のもと、初めて出前授業に取り組む企業のプロデュースのほか、すでに積極的に取り組んでいる企業の既存授業のブラッシュアップや新たな教材の開発をサポートする。
プログラムの特徴
- 企業PRしたい商材に合わせてオリジナルの教材を一から開発。
- 授業の成功に向けて同社スタッフが伴走し、ノウハウを伝授。
支援プログラム2:キャリア教育における副教材「小学生のためのお仕事ノート」
「小学生のためのお仕事ノート」は、各自治体、教育委員会の後援を得て、これまで北海道から九州まで23都道府県114誌を発行している小学生を対象としたキャリア教育を推進する副読本。2025年1月に大阪市版を発行し、市内の小学3年生約1万3000人に寄贈する。
プログラムの特徴
- 企業の仕事内容を紹介する取材記事を2ページ見開きで掲載。
- おもに総合学習の時間で活用され、職場見学、出前授業への誘導も可能。
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