マイナビは、2026年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(5月)」の結果を、6月17日に発表した。同調査は、5月20日~31日の期間に行われ、5290名(文系男子:811名、文系女子:2349名、理系男子:1057名、理系女子:1073名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、5月のインターンシップ・仕事体験の単月での申し込み割合は、4月から15.1ポイント増となる59.2%だった。
参加する企業を選ぶポイントとしては、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(30.3%)がもっとも多く、以下「安定している会社」(16.8%)、「給料の良い会社」(10.9%)が続いている。
大学生生活の半分が終わった、大学3年生の5月時点の心境を尋ねた質問では、「『もう半分終わってしまった』と焦りを感じている」という回答が85.0%を占めた。
大学3年生の5月時点の心境として、「『もう半分終わってしまった』と焦りを感じている」と答えた学生に、その理由を尋ねたところ、「あと2年で社会に出る不安。自分に合った会社を見つけられるのか、受かるのか、という不安が大きい」「大学の勉強を頑張りたいものの、就職活動が大学3年で本格化してきて少し辛い」といった、就職活動や勉強との両立を心配する声が多く寄せられている。
低学年(大学1、2年)時のキャリア形成活動を開始する時期についての考えを尋ねた質問では、「大学2年生から始めるのがよい」(39.7%)が最多となった。インターンシップなどが本格化する大学3年生より前に開始するのがよいと答えた学生は、76.5%(高校生以前+大学1年生+大学2年生)となっている。
学生生活で生成AIを使ったことがあるかを尋ねたところ、「使ったことがある」が73.5%に達している。
生成AIをうまく活用するスキルについて尋ねた質問では、「働く社会人の必須スキルであり、学生の時期から活用できた方がいい」「働く社会人の必須スキルだとは思わないが、活用できた方がいい」「働く社会人の必須スキルだと思うが、身につけるのは入社後からでいい」を合わせた、「生成AIを活用できたほうがよい」という割合が95.3%を占めた。
生成AIリテラシーの理解度について尋ねたところ、「しくみや危険性、リテラシーなどを理解し、活用している」と「しくみや危険性、リテラシーなどを理解し、活用を控えている」を合わせた「生成AIリテラシーを理解している」という割合が59.8%となっている。
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