次世代リーダーの育成を目指し、今治明徳学園が運営する「FC今治高等学校 里山校」(愛媛県今治市)は、エグゼクティブコーチに工藤勇一氏が就任したことを、6月13日に発表している。
「FC今治高等学校 里山校」は、地球規模の課題やテクノロジーの進歩といった目まぐるしく変化する時代において、主体的に困難に立ち向かい仲間とともに社会を変革できるリーダー「ヒストリック・キャプテン」を育成する学校として、2024年4月に開校した。
従来の画一的な教育にとらわれることなく、カリキュラムでは座学とフィールドワークを組み合わせた探究学習や、地域課題解決に取り組むプロジェクトワークといった、実践的な学びの機会を重視。単なる知識の詰め込みではなく主体性と探究力を育むことで、これからの地球を生き抜くたくましい人材の育成を目指している。
今回、同校のエグゼクティブコーチに就任した工藤勇一氏は、これまで「宿題廃止・定期テスト廃止・固定担任制廃止」といった教育改革をいち早く主導し、学校のあり方を問い直してきた。現在も書籍の執筆をはじめ、さまざまな媒体で教育改革の提言を続けている。
工藤氏は今後、生徒に向けた特別講義の実施をはじめ、カリキュラムや学習・教育指導に対する助言や指導など、学校運営に伴走しつつFC今治高校のさらなる進化に貢献していくという。
なお同校は、8月10日の14時~17時にオープンスクールの実施を予定しており、当日は工藤氏も登壇する。当日は、工藤氏と、同校の学園長を務めるサッカー元日本代表監督で社会起業家の岡田武史氏との対談のほか、学校説明や同校の学びを体験できる模擬授業や展示、学校・周辺の見学を予定している。参加対象は全国の中学生とその保護者で、詳細については後日同校のWebサイトおよび公式LINEにて発表される。
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