博報堂DYホールディングスは、正解のない時代に身の回りの社会課題の探究・解決に取り組み、未知なる答えを導き出す「発想力」を育む中高生向けの探究学習プログラム「Hasso Camp(ハッソウキャンプ)」の提供を、6月3日に開始した。
「Hasso Camp」の前身となる教育プログラム「H-CAMP」は博報堂において開始され、2016年には経済産業省経済産業政策局主催「キャリア教育アワード」の「大企業の部」で最優秀賞(経済産業大臣賞)と、全部門を通じてもっとも優秀な取り組みに与えられる大賞をダブル受賞している。教育関連の事業を行うNPOや自治体などとも連携しつつ、活動の輪を広げてきた。
今回、提供が開始された「Hasso Camp」は、「H-CAMP」を刷新して同グループの社会貢献活動として開発された。学校単位で実施する「Hasso Camp」と、長期の休暇期間中に高校生が個人で参加できる「Hasso Camp Project ミライ」の、2つのプログラムを設けている。
「Hasso Camp」は、社会や地域、自身の課題をテーマに、中高生の「発想力」を育む120分のプログラム。独自のフレームワークを用いて、中高生が新たな視点を発見できたり、アイデアを発想したりすることに挑戦してもらう。対象は中学1~3年生、高校1~3年生で、学校単位で申し込む。回数は1回(2時間)で、東京・赤坂にて通年で開催される。定員は4~30名で、費用は無料。
「Hasso Camp Project ミライ」は、高校生と同グループの社員が1つのチームになって、長期休暇期間の約1か月をかけて社会的テーマに挑戦する。高校生が個人で参加してチームで協力しつつ、全3回のプログラムを通じて「発想力」と「創造性」を育んでいく。対象は高校1~3年生で、場所は東京・赤坂および都内近郊(フィールドワーク)にて8月に開催される。定員は30名で、費用は無料。申込みは個人単位で、申し込み期限は7月5日の17時となっている。
これらのプログラムでは、さまざまな専門領域を持つ博報堂DYグループの社員が講師やチームメンバーとして参加する。同グループが多様な業務を通じて培ってきた独自のフレームワークなどを用いて、強みとする「生活者発想」や「クリエイティビティ」を中高生に体感してもらい、豊かな発想力を育みつつそれぞれの個性や可能性に気付くきっかけをつくる。
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