ブリタニカ・ジャパンは、小学校向けの学習教育ツール「トルクレオ」を本年夏に発売することを、5月23日に発表した。
「トルクレオ」は、同社の強みである「安心・安全」を基盤とした百科事典のリソースを活用しながら、自身のデバイスで撮影した画像から検索するという方法を用いることにより、探究的で深い学びを実現できるよう設計されている。時代の流れに即した技術を活用することで、子どもたちの学びの可能性を広げる。また、撮影した画像からAIで生成した問題を引き出すこともでき、学力向上のためのドリル学習が可能となる。
「トルクレオ」の特徴は以下の通り。
写真を撮るだけで検索できる
興味・関心に応じて写真を撮影。撮った写真はすぐに解析され、関連キーワードが表示される。選んだキーワードをもとに同社のオンライン百科事典にアクセスし、必要な情報のほか、価値のある情報が得られる。
自分でドリル
興味・関心に応じて写真を撮影。検出されたキーワードに関連する、AIで生成された問題を引き出し、好きな教科を選んでドリル学習を実施。解説を見た後は、抽出されたキーワードをもとに同社のオンライン百科事典にアクセスし、さらに学びを深められる。
同社は「トルクレオ」の提供開始に先立ち、佐藤栄学園で小学2年生を対象とした実証授業を実施した。授業では「トルクレオ」の「画像で検索」コースを利用して児童が2人1組となり校舎内の好きな場所で写真を撮影し、その写真をもとに関連項目を検索。内容をまとめて3年生に発表するという主体的かつ協働的な学びを体験した。
この実証授業では生活科の授業の一環として児童たちが「さとえ「ステキ」クイズをつくろう」のテーマに基づき、自ら撮影場所を選んで検索し、項目を選定してまとめる姿が見られた。これにより、身の回りのことや事象と自身の興味・関心を必然的に結びつける、理想的な学びの形が実現された。
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