ローカルイノベーションは、同社が提供する学習塾向け「情報I」EdTechサービス「チエテラス」において、「共通テスト対策コース」を正式リリースしたことを、5月15日に発表した。全8回の実践コースとなっており、共通テストと同じ出題範囲・出題形式・難易度を再現することで受験本番での不安を解消することが可能となる。
2022年度から全国の高等学校で実施されている新学習指導要領では教科「情報」の内容が強化され、プログラミングやデータの活用も含んだ「情報I」が必履修となった。これに伴い2025年1月の共通テストの教科に「情報I」が加えられ、国立大学の一般選抜において「情報I」を含んだ「6教科8科目」の受験を原則とすることとなった。また、一般選抜で情報科の独自試験を行うと発表する大学も増えつつある。
「情報I」は来年25年度が初めての実施で過去問がなく、受験生はどのような問題が出るかわからないため対策が漠然としている。また、英国数などの勉強もある中、効率的に短期集中で「情報I」を学びたいという声が多く聞かれる。そのため「チエテラス」は、受験生が不安を解消して自信を持って本番当日を迎えられるよう、効率的に短期集中で「情報I」の受験対策を提供することにした。
同コースでは、8回分の試験を用意することで「実力把握⇒分析⇒改善⇒再挑戦⇒実力把握」という弱点を克服して、実力を伸ばしていくPDCAサイクルが可能となる。
同コースの概要
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レベル:ベーシック
- 回数:4回
- 難易度:長文読解に慣れ、アドバンスまでのステップ
- プログラミング言語:共通テスト用プログラミング表記
- 設問数:30~40問
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レベル:アドバンス
- 回数:4回
- 難易度:共通テスト(試作問題)同等
- プログラミング言語:共通テスト用プログラミング表記
- 設問数:48問前後
同コースの特徴は以下の通り。
1.本番と同じマークシート形式での対応
共通テスト当日に限りなくユーザー体験を近づけるため、マークシート形式での回答画面になっている。
2.長文読解をメインとして「思考力・判断力・表現力」を問う問題形式
大学共通テストでは近年「探求問題」形式が導入され、「思考力・判断力・表現力」を問う問題が増加している。共通テストのプログラム言語は「共通テスト用プログラム表記」が利用されており、受験者はこれに慣れる必要がある。そのため専用学習コース(カリキュラム)が用意されている。
3.ICTツールならではの、即時判定・苦手箇所の抽出が可能
全問解答後に即時採点を行い、正解率や間違った箇所を素早く把握できる。その結果をもとに個々の弱点や苦手な領域を特定して直ちに学習や復習を行うことで学習の効率を高め、自己の実力向上につなげられる。
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