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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

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GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ

1人1台端末活用初期に起きるトラブル……どう対応する?「やらかし期」に大切な指導とルール決め

GIGAスクール構想時代における学級担任のススメ 第5回

 GIGAスクール構想で導入された1人1台端末は、学校の授業や校務のあり方を変える大きな可能性を持っており、子どもたちのポテンシャルを引き出すツールにもなり得ます。本連載では小学校の学級担任である筆者が「日常的にICTを活用した学級経営のあり方」について、担任としての心得を事例と共に紹介していきます。第5回のテーマは、端末活用の初期段階に見られる「やらかし期」と「端末を使う際のルール決め」です。連載の主人公である先生と一緒に考えてみませんか?

作ったばかりのClassroomが大荒れ!

 前回、「Google Classroom」で作ったばかりのClassroomが大変なことになっていることに気づいた私は、一郎先生と一緒にその確認をするのですが……。

これ、見てください。画像を投稿したり、コメントで『wwww』と送り合ったり、まるで匿名掲示板のような様子を呈しています
一郎
うん、順調だね
さすがの私も、これが順調ではないことくらいはわかりますよ
一郎
ううん、本当に、順調な流れだよ。むしろ、想定通りによく起きたとほめてあげたいくらい
どういうことですか?
一郎
それはね……

【解説】やらかし期とは?

 デジタル端末活用の初期段階によくある、「ここでは何ができるかな」と、子どもたちがいろいろな可能性を試している時期が「やらかし期」です。国際大学GLOCOM 主幹研究員・准教授の豊福晋平先生が名付けました。指導側からするとたまったものではない現象です。

 大人でも、新しいスマホを買ったときなどによく起きるはずです。意味もなく写真を撮ってみたり、新しいアプリを入れてみたり……と、新しいテクノロジーに触れることや、そのテクノロジーの位置づけを決めようとすることが主眼となっている時期なのです。

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「全部禁止!」は最大の悪手

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この記事の著者

鈴谷 大輔(スズヤ ダイスケ)

 公立小学校教諭。プログラミング教育の教員コミュニティ「Type_T」代表。みんなのコード プログラミング教育 養成塾(2019夏期集中コース)修了。プログラミング教育関連のイベント運営に複数携わる。放送大学「Scratchプログラミング指導法」ゲスト出演。Maker Faire Tokyo 201...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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