ディスコは、2025年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に実施した、3月1日時点での就職活動状況などに関する調査結果を、3月14日に発表した。同調査は、3月1日~5日の期間に行われ、1175名(文系男子:290名、文系女子:439名、理系男子:280名、理系女子:166名)から回答を得ている。
調査結果によれば、3月1日時点での1名あたりのエントリー社数は平均21.2社となり、前年同期の19.1社よりも2.1社増加した。
会社説明会の平均参加者数は、オンライン形式が11.4社、会場型が4.4社となり、どちらも前年より増加している。
就職活動が解禁された時点での志望業界を尋ねたところ、「情報処理・ソフトウエア」が1位、「インターネットサービス」が2位にランクインし、IT人気の堅調さが明らかになった。
選考試験の受験状況を尋ねた質問では、エントリーシート提出、筆記試験、面接試験について、対象の8割がすでに経験しており、最終面接受験者は54.7%に達している。また、エントリーシート提出社数は平均7.1社と、前年(5.9社)を上回った。面接は平均4.6社、最終面接は1.5社となっている。
3月1日時点での内定率は43.2%に達し、前年同期(32.4%)を10.8ポイント上回った。内定取得者のうち、就職先を決定して就職活動を終了した人は26.6%となっている。
内定を取得している人に、内定を得た業界を尋ねたところ、「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」が1位、「調査・コンサルタント」が2位、「人材サービス・人材紹介・人材派遣」が3位となった。文理別でみると、文理ともに「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」が1位、「調査・コンサルタント」が2位となり、文系では「人材サービス・人材紹介・人材派遣」が、理系では「電子・電機」が3位となっている。
企業研究を行う上で知りたい情報としては、「実際の仕事内容」が最多となり、「社風」「給与水準・平均年収」「福利厚生制度」がそれに続いた。
就職先選びで、初任給を重視するかを尋ねた質問では、「重視する」が83.7%を占めている。最低限必要な額は平均22.1万円で、好条件・魅力的だと感じる金額は平均27万円だった。
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