サカワ、スライド式大画面電子黒板「スライード」を発売、設置工事費無料キャンペーンも実施

　黒板・ICT教育機器メーカーのサカワは、スライド式大画面電子黒板「スライード」を3月15日から全国で販売する。また発売を記念して、「スライード」を購入・納入する団体・学校等の設置工事費が無料になるキャンペーンも実施される。

　「スライード」は、教室前面の中央に設置することができ、なおかつ既存の黒板は残したまま、これまで通り板書も可能な電子黒板。

　黒板の上下に設置したスライドレールによって、電子黒板が左右にスライドする。スライドレールは壁に設置されるため、電子黒板を使わない際は黒板の外まで移動することが可能で、板書スペースが狭くなることもなくこれまで通り黒板を使うことができる。

　電子黒板が宙に浮いた状態で設置されるため、スタンドが必要なディプレイ型電子黒板と比較すると足元がスッキリする。また、教壇の有無も関係なく設置することができ、つまずく心配もない。

　画面サイズは、一般的なディプレイ型電子黒板のサイズである50～65型よりも大きい75型（TVSI-75）と86型（TVSI-86）の2種類となる。

　ディスプレイには、80カ国40万台以上の導入実績を持ち、最大9台の児童生徒端末の同時ミラーリング機能などを搭載している「StarBoard」を採用。

　照明や太陽光の反射を抑えており、頑丈なIPSパネルで斜めからも見やすいのが特徴で、色覚バリアフリーを示すCUD（カラーユニバーサルデザイン）認証マークも取得している。

　対応黒板は、平面黒板、局面黒板、UD黒板。スイング式角度調整金具には対応していない。スライドレールの横幅は4メートルで、オプションで長さを延長することができる。

　「設置工事費無料キャンペーン」で無料となるのは設置工事費のみで、電子黒板の本体費用や施工部材費用、送料は必要（詳細は見積時に提示）。

　対象となるのは2024年6月末までに見積依頼の上、納入予定が2024年12月末までのケースで、先着50台まで。規定数量に到達次第終了となる。適応されるのは1団体につき最大10台まで。対象エリアは要相談となる（一部離島を除く）。また、納入後に導入事例や取材への協力が必要となることがある。すでに導入済みの他社製電子黒板のスライド式への変換工事は対象外。キャンペーンは予告なく中断、中止、変更する場合がある。

　また、固定式大画面電子黒板「コテイージー」も同時に発売される。「電子黒板をスライドさせる必要がない」「黒板が多少狭くなってもいいから教室前方につけたい」「よりスッキリ、シンプルに設置したい」といったケースに向いた製品となる。既存の黒板や掲示板に取り付けられるため設置が簡単で、「スライード」に対し部材も少なくコストも抑えられる。なお「コテイージー」は設置工事費無料キャンペーンの対象外となる。