ニフティは、同社の運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」において、小中学生を中心とした子どもを対象に実施した、「なりたい職業」に関するアンケート調査の結果を3月7日に発表した。同調査は、1月9日~2月5日の期間に行われ、1931名から有効回答を得ている。
調査対象者に、なりたい職業があるかを尋ねたところ、小学生の94%、中学生の87%が「ある」と回答した。
なりたい職業が「ある」と答えた人に、もっともなりたい職業を尋ねた質問では、小学生では「イラストレーター」、中学生では「学校・幼稚園の先生」が1位となっており、上位にランクインした「歌い手」や「医者」とあわせて、人気の職業に大きな変化はない。そのほか、「総理大臣」「翻訳家」「車掌」「図書館司書」といった回答もみられた。
なりたい職業として「マンガ家」「アニメーター」「イラストレーター」と答えた人に、その職業になりたいと思ったきっかけを尋ねたところ(複数回答)、小学生・中学生ともに「絵を描くのが好きだから」が他に大きく差をつけて1位となっている。その他、「みんなを笑顔にしたい」「もっとマンガ文化を広げたい」「すでに作りたいお話があるから」といった回答も寄せられた。
なりたい職業として「医者」を挙げた人に、「医者」になりたいと思ったきっかけを尋ねた質問(複数回答)では、「人の命を救いたいから」(72%)がもっとも多かった一方で、「親に勧められた」「親が医者だから」といった回答もみられる。
なりたい職業につくのは大変だと思うかを尋ねたところ、小学生では95%、中学生では97%が大変だと「思う」と答えている。
職業を選ぶ際に、大事だと思うこととしては(複数回答)、「やりたい・好きなことか」が最多となり、「自分に向いているか」「楽しいかどうか」がそれに続いた。
学校に、職業について学ぶ授業があるかを尋ねた質問(複数回答)では、小学生は「ない」が、中学生では「なりたい職業について調べる」がもっとも多い。
AIが進化したとしても、この先なくならないと思う職業としては(複数回答)、「芸能人」(32%)が最多となり、「学校・幼稚園の先生」(30%)が僅差でそれに続いた。以下、「医者」「アイドル」「スポーツ選手」などが続いている。
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