i-plugは、同社が運営する新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」に登録している2025年卒業予定学生を対象に実施した「就職活動におけるSNSの活用状況に関する調査」の結果を、2月20日に発表した。同調査は、2月1日~3日の期間に行われ、1031名から有効回答を得ている。あわせて、新卒採用を実施する企業に対しても、1月24日~29日の期間に調査が行われ、259社から有効回答を得た。
調査対象者のうち学生に、就職活動を進める上でSNSを活用して情報収集を行っているかを尋ねたところ、SNSを活用した情報収集を「行っている」と答えた学生が59.6%を占めている。
SNSを活用した情報収集を「行っている」と答えた人に、どのようなSNSを利用して情報収集を行っているかを尋ねた質問(複数回答)では、「文章投稿型SNS(Xなど)」(55.4%)がもっとも多く、「写真投稿型SNS(Instagramなど)」(51.1%)がそれに続いた。
同じく、SNSを活用した情報収集を「行っている」と答えた人に、就職活動を進めていく上で企業がSNSを活用していることを、どう感じるか尋ねたところ(複数回答)、「業界や企業理解の参考になる」が67.9%に達した。そのほか、「新たに企業を知ることができるよいきっかけになっている」(43.8%)といった回答も多くみられる。
同じく、SNSを活用した情報収集を「行っている」と答えた人に、企業によるSNSの発信ではどのような内容を確認しているかを尋ねた質問(複数回答)では、「インターンシップ・説明会などの開催のお知らせ」(61.6%)が最多となった。また、「社員の働き方や1日のスケジュールの紹介」「部署ごとの仕事内容の紹介」といった、企業の働き方を知ることができる項目に関心を持つ学生も一定数みられる。
調査対象のうち企業に、新卒採用活動の一環としてSNSを活用しているかを尋ねたところ、「活用していない」とする回答が71.4%を占めた。
新卒採用活動の一環としてSNSを「活用している」と答えた企業に、どのようなSNSを利用しているかを尋ねた質問(複数回答)では、「写真投稿型SNS(Instagramなど)」(60.8%)がもっとも多く、学生では利用が最多だった「文章投稿型SNS(Xなど)」は27.0%に留まっている。
同じく、新卒採用活動の一環としてSNSを「活用している」と答えた企業に、SNSの活用によって採用活動にどのような影響があったかを尋ねたところ(複数回答)、「特に影響がなかった」(45.9%)がもっとも多かった。一方で、SNSでの発信情報がきっかけで学生の動きに影響があったとする回答もみられる。
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