河合塾は、中高や大学等教職員を対象としたオンラインイベント「高校生におけるジェネリックスキルの現状~学びみらいPASS の結果より~」を、2月17日に開催する。参加費は無料。
同イベントでは、河合塾の共同研究者で『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』の著者でもある金沢大学の金間大介氏とその研究室のメンバーが登壇し、アセスメントの分析結果を報告する。社会で必要とされる汎用的な能力の育成が学校現場で進む中で、それらの取り組みや活動をより効果的にしていく機会となる。
世の中が急速に移り変わる中で、生徒が社会で生きるために必要な多面的な力を引き出すため、教育現場では探究学習やキャリア教育などの取り組みが進んでいる。
河合塾は、生徒の多面的な資質・能力を数値化して測定するアセスメント「学びみらいPASS」の受検者データを用いて、2022年より金沢大学金間研究室と共同し「高校・大学における主体的な学びと能力開発に関する共同研究」を行ってきた。
同イベントでは、それら研究結果の第一弾として、高校生におけるリテラシー(認知能力)やコンピテンシー(非認知能力)といったジェネリックスキルに関する集計結果と高校生の実態について報告する。
また、リテラシーやコンピテンシーの要素の中でも学校生活で伸びやすい力または伸びにくい力があること、またはその力同士の相関を伝えるとともに、それらに関連する生徒のキャリア意識についても浮き彫りにしていく。
さらに、同アセスメント採用高校と講演者とのパネルディスカッションでは、特に伸びにくい力のひとつ「感情制御力(気持ちの揺れをコントロールする)」と高校生の行動について、より具体的な学校の取り組みへと話を広げる。全国の高校生の傾向から汎用的な能力育成の現在地を受け止め、各学校でどんな取り組みや活動が有効なのかを教員に共有する。
開催日時は2月17日の14時~16時で、Zoomを使用して行われる。参加対象は、中学校・高校・大学などの教職員、そのほか教育関係者。参加には事前の申し込みが必要となる。
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