チエルは、同社の提供するWebフィルタリングツール「InterCLASS Filtering Service」を、3月にバージョン6.0へバージョンアップする。
「InterCLASS Filtering Service」は、LTE通信や家庭学習・校外学習でもWebフィルタリングが可能なChromebookの専用システム。国内におけるWebフィルタリングソフト最大クラス148カテゴリーとインターネット上の有害サイトを高精度にブロックしつつ、各種フィルタリングは個々のニーズに合わせた柔軟な設定が可能となっている。
今回の、バージョン6.0へのバージョンアップでは、児童生徒の注意したい書き込みや検索をチェックできる「安心入力機能」が追加される。一例として、子どもが人を自殺に誘引・勧誘する言葉(死ね、死ぬなど)、他人の尊厳を傷つける言葉(くさい、帰れなど)といった、注意したい書き込みや検索を行った際に、管理者へアラートが送信される。
あわせて、注意したい書き込みや検索を行った前後30分のアクセスログをダウンロードできる。なぜそのような書き込みを行ったかなど、その後の指導・アドバイスに生かせるので、子どものネットリテラシーを高める効果が期待できる。
また、ネット利用ルールを、組織を超えて共同運用することが可能になる「共通ルールセット」も搭載される。「InterCLASS Filtering Service」を導入している組織同士で、ネット利用ルールを手軽に共有できるようになり、ワンクリックでネット利用ルールを、組織を超えて共同運用することが可能になる。
そのほか、別組織の管理者がネット利用ルールを編集できる「自由更新許可設定」、最終編集時間が記録される「最終更新日時」機能が追加され、複数の組織で協力しつつ共通ルールの運用に合った設定への修正を可能にする。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア